フジ子ヘミングのオーラ診断
6歳の頃からピアノ教師を師事しレッスンに明け暮れていきます。時には母親の間違った愛情を受けながらも。心は清らかに育っていきます。そんなある日のことです。家の玄関前に飛べない鳩がうずくまっていたのです。
どうぞ、このつづきをごゆっくりとご覧くださいませ。
プロフィール
生年月日 1932年12月5日
出生地 ベルリン
本 名 イングリッド・フジコ・フォン・ゲオルギー=ヘミング
(Ingrid Fuzjko Von Georgii-Hemming)
日本名 大月フジ
学 歴 東京藝術大学卒、ベルリン国立音楽学校卒
職 業 ピアニスト
ピアノの恩師「母親」
フジ子が5歳の時、母親はフジ子をピアニストにさせたく、毎日2時間のレッスンを2回から3回受けさせていました。それは、はたから見るとスパルタ教育といえるものでした。
でも、フジ子はこの母親がとっても大好きなうえ、レッスンの時はいつも母親からプレゼントされた腕時計を身に付けていたのです。ところが16-17歳を迎えたある日のことです。あれほど大好きだった母親のことを嫌いになってしまうのです。
母親が嫌い
その時の事をフジ子はこう言います。
「それは、母親が突然、私をののしり始めたのです。容姿から何からすべてです。私はこの時、他人と比べ全てが劣っているという劣等感に陥ってしまいました。」
ここで江原がこう言います。
「お母さんはフジ子さんが弾くピアノをこのように自慢していました”この子はピアノを弾くために産まれてきたのです。見ていてください”と笑っています。」
「ところが、娘のフジ子に対しては”バカ”だと言っていました。お母さんは愛情表現の言葉を知りませんでした。ですので、ののしる事が愛情表現だと思っていたようです」
失意と奇跡
フジ子は貧しい留学生活を送っていたため、寒い時期には部屋を暖房させることができず、ついには、世界デビュー直前に風邪をこじらせてしまいます。ところがこの事で、両耳の聴力を失ってしまうのです。フジ子に絶望が襲い掛かります。
しかし、数日後、フジ子はこの聴力を治すべく資金を得るため、ピアノ教師を始めたのです。目で鍵盤を叩く音を聞く。そして、治療を受けつづけて左耳の聴力を回復させます。
日本でのコンサート
そんな1993年母親が他界。1995年、日本に帰国しコンサートを開催します。これがもの凄いほどの反響となりました。そして、フジ子はピアニストとしての成功を手に入れたのです。フジ子63歳の時でした。
フジ子は成功を手に入れましたが、贅沢をする訳でもなく生活スタイルを全く変えようとはしませんでした。それどころか「お金があったら貧しい人にあげたい」と言うのです。
さらに「人間は難しく、口は災いの元」と言い。下心があって近寄って来る人が分かると、いつも立腹を繰り返していました。
猫の恩返し
現在フジ子は、20匹の猫と一緒に暮らしています。
この事に江原がこう言います。
「前世から猫を助けてきています。動物霊が恩返しをしに来ています。今、その6匹の猫が見えています。特に虎柄の猫が一番見えます」
この事にフジ子がこう返します。
「ドイツで子供らにピアノレッスンをしている際、一人の教え子から虎猫を1匹もらいもらいました」
これを聞いた江原がさらに霊視すると。
「フジ子の家には猫の置物も多く、100匹ぐらいの猫が見えます」
踊る鳩の不思議
この事についてフジ子がこう言います。
「ピアノを弾くのに一番大切なのはハートだと言います。」
この事に美輪がこうつづけます。
「神様に”上手く弾けますように”と祈るには、自らの心が清らかでないと神様には通じません」
するとフジ子がこのような不思議な体験を話しだします。
「ある日のことでした。私がピアノの練習を終えた後、家の外に出てみると、家の真ん前で知らない人が踊っていたのです。それにですね。飛べない鳩を助けてあげてピアノを聴かせてあげたら、なんと、鳩が踊りはじめたのです。本当に不思議で驚きました」
美輪がこの事についてこう言います。
「音楽は理屈じゃないの。音楽は音を楽しむことそのもの。癒しや人々を慰め励ますためにあります」
前世
ここで江原が霊視をはじめこう言います。
「フジ子さんの前世はイタリアのジョバンナという名前の女性修道士です。この女性の家はクリスチャンを信仰していましたが、この女性は信仰を捨て修道の道に進みます。しかし、ここで恋に落ちてしまいます。」
「そして、修道院から逃げてしまいました。この罪悪感が生涯を襲います。結局、この男性とはうまくいかず、流浪の旅へと出掛けていきました」
信仰から救われた現在
ここで江原がこの前世の女性のメッセージをフジ子にこう伝えます。
「今、前世の女性は聖母マリア銅像の前にいます。フジ子さんは信仰を捨ていなかったから現在があります。いつも聖母マリアからのメッセージを受け取っていました。そのお陰で堕ちる事はありませんでした」
「フジ子さんは信仰深いクリスチャンでもあり情熱家でもありました。人を一度、愛してしまうと自分を見失うほどになってしまいます。恋愛のために信仰を捨てた後悔がありますので、その記憶から恋愛はうまくいきません。これは魂が歯止めをかけているからです」
守護霊
つづけて江原がこの事について霊視をはじめます。
「守護霊は十二単の琴を弾いている女性。母方の本家は、琴の師匠をしている。もう一人の守護霊は能楽師で打ち掛けを着ています。補助霊はお母さんです。
そして、江原がこのお母さんのメッセージを伝えます。
「あなたは、いつも舞台に立って人に聴かせて癒してあげるために生まれてきたのです。あなたが舞台に立つ姿を全て見れませんでした。今日はとっても嬉しいです。果たせなかった事は親子での連弾です。」
これを聞いたにフジ子がこう言います。
「子供の頃も一度も連弾した事がありませんでした。一度、お母さんと連弾したかった」
※連弾:二人で1台のピアノを弾くこと。
オーラの色
以前は金(英知)とシルバー(静かで荘厳)が強かったのですが、現在は紫(情愛)が強くなっています。これはたくさんの人と接しているためで対人恐怖症が無くなったからです。
正負の法則
ここで美輪がこんな事をいいます。
「良いことが起これば、悪いことが起こる。悪いことが起これば、良いことが起こる」
この世はこの法則の繰り返しなのです。」
「フジ子さんが耳が不自由になったり、孤独になったりしました。でも、ピアニストとしての成功に変わりました。人生はまんざらではありません。色々なものが許せるようになります。罪を憎んで人を憎まずです」
最後の一言
「永遠の命を信じています。人生は一度じゃありません。神様はいつでも見ております。お金はなくても健康に生きてきました。不平不満ばかりを数えず、感謝を数えること。人が持っているから自分も欲しがるのではなく、自分の中の幸せを見つけていくことです」
フジ子語録
「私の人生にとって一番大切なことは、小さな命に対する愛情や行為を最優先させること。自分より困っている誰かを助けたり、野良一匹でも救うために人は命を授かっているのよ。」
現在
2018年初夏、小松荘一良映画監督による「フジコ・ヘミングの時間」が公開される。
2019年3月8日、パリの「Salle Gaveau」コンサートホールでリサイタルを開く。
つづいて、
長谷川理恵の前世と現在をオーラ診断
亡くなった彼の存在がこれほど大きいとは