私には、いつの頃かはっきりと覚えてはいませんが、霊感のようなものが備わっている事に気が付いていました。幽霊のようなものを見たり、UFOのようなものも見たり。普通の人では考えられない体験もしています。
そんな数ある中で特に腰を抜かすほど驚いた恐怖体験があります。
この体験は私一人だけじゃありません。
普通の人の証人がもう一人。
そう言いながら、こう語りだします。
深夜ドライブ
2009年のある夏の日のことです。
この日はいつもより暑さの日差しが強く差し込んでいました。
そんな夜中のことです。
この暑さをぶっ飛ばすかのような、こんな誘いを先輩から受けます。
「どうだい今夜、深夜ドライブでも?」
この誘いに、私は二つ返事で承諾をしました。
なぜなら、この深夜ドライブは日中では観ることができない。
夜を彩るあのネオンに灯された景観を楽しむことができるからです。
そして、私は指定された時間に先輩と二人で深夜ドライブへとしゃれこんだのです。
いつも走るコースは違っていましたので、今夜も先輩のハンドルまかせのスタートでした。
オフィスビルには、まだ煌々と明かりが灯され、この光景を横に首都高を走り抜けます。
謎の女
そして、ある街の一方通行に入っていった時のことでした。
ライトが照らす方向に、人らしきものが確認することができましたので減速しながら近づくと。
そこに立っていたのは一人の女性でした。
それも道路のど真ん中にです。
この方にどいてもらわないと前に進むことができません。
車のライトが照らされていましたので、
今ある状況が分かっているはずなのですが、
なぜか一歩も動こうとはしません。
夜中でしたが仕方ありません。
先輩はクラクションを鳴らします。
でも、なぜか動こうとはしません。
ここで先輩が私にこう言います。
「幹久。通れないから、どいてもらうように言ってきてくれないか」
そして私は、常識では考えられないこの女性の行為に、
やや立腹しながら車を降りて女性のもとへと向かいました。
この女性はうつむいたまま、顔を上げようとはしませんので、
私はこの状態のままの女性に向かい。
丁寧に今の状況を説明しながら
道路脇に移動してもらうことを伝えます。
ところが、同じことを何度か伝えるも、聞こえているのか、聞こえていないのか。
反応らしきものがまったくありません。
相手のこの態度に、私の感情は高ぶっていました。
そして、やや声を荒げこう言います。
「通れませんので、どいてください!」
襲う恐怖
そう言った瞬間でした。
あれほど反応がなかった女が顔を上げ私の方を見たのですが、
その顔の前には広げた指が10本。
これを見た瞬間、ゾッとするものがはしります。
なんと、その指の爪はするどく長く、今にも、かきむしられるような、
そんな恐怖のようなものを感じていました。
まるで獣です。
人間とは思えない。
そんな不気味さを感じた瞬間でした。
なんと、この女が四つん這いに。
手元を見ると。
先ほどのするどい爪を地面に突き刺すようにしていました。
そして、もの凄いスピードで走りだしたのです。
私はその行方を目で追いかけていたのですが、あの女が進んだ方向には、
3メートルはある塀が立ちふさがっていました。
内心、ここで終わり。
と、思ったその瞬間です。
なんと、この塀を難なく飛び越えたではありませんか。
人間技とは思えないこの動きは獣そのものです。
証人
この一連の恐怖とも言えるこの出来事を私だけが経験したのだろうか。
「今、先輩はどうしてる?」
そう思い車の方を振り返り、運転席に目をやると。
その顔は恐怖に震えているのが分かりました。
この恐怖を確認したのは私だけではなかったのです。
そして次の日です。若い連中に昨日のことを説明しこの場所に再び訪れました。
そしてここの現場を確認させ、あの3メートルのあの塀に挑戦させようとしたのですが、
この高さは人力では到底無理だということがわかりました。
あの女は、いったい何の目的があって私らの前に現れたのか。
それは、未だにわかりません。
こんな不思議な恐怖体験ははじめてです。
今回の恐怖体験は、あのするどい爪といいあの俊敏な動き。半妖そのもの。
俳優・柴田光太郎も同じような体験をしています。それは、今回のような動物的な動きではなく。今回と同じく見た目はまるっきり人間なのですが、ところが首が・・・
こちらもゾッとしますよ。
つづけて、
こちらの東幹久オーラ診断もご覧になってみてください。
夢の中で得体の知れない恐怖が襲い掛かります。
この原因はここにありました。