ヒロシのオーラ診断(後編)
母への思い
そして、ここで江原がこうつづけます。
「この服毒で亡くなっていて、例えば、名残りで申し上げると。今世において、ヒロシさんの現世の母親がいらっしゃいますよね。その母親に対する、その思いはすごく複雑なはずなんです」
「何かね、『凄く愛されてる』という思いとか。自分に対して『返さなきゃ』って思いと。 でも、どこかで違和感を感じていて、ずっと自分の中で溶け込み切れない。『親なのに、どうして、こう自分を素直に出せないんだろう?』とか。」
「そういう何か、こう些細な。他の人は、あまりそういう事思うことは無かろうという事を、自分の中では葛藤があったりしませんか。不思議な事に、自分の家族に対して、“家族らしくない家族”という思い。本心出してない、そして開かない。」
複雑な思い
ヒロシはこの事を聞きこう話し出します。
「僕は未だに、親に対して恥ずかしいと言うのがあります。電話もあまりしたことがありませんね。このように前世の影響で、今生においても母親に対する複雑な思いがありました。」
「どこか家族に溶け込めない違和感や葛藤があり、家族らしくない家族。未だに親と一緒に出かけるのが恥かしいのもその名残りかもしれません。」
ずっと疑心暗鬼で亡くなったためか、今生のヒロシは自分で自覚するほど性格がネガティブになっていたのです。
この事について美輪がこう付け加えます。
「友達にも周りの人にもみんなにもそうでしょう。本当はそこなのよ。」
今世へのテーマ
ヒロシは普通の人のように、他人と一緒に打ち解けて馴れ親しむ方法が分からないのだという。前世はもっと、もっと人に愛されたかった。
でも、人に恵まれない人生を歩み亡くなっているため。だから今生では、心を開いて愛されていることを理解すればいいのです。
そして、今世に生まれてきたヒロシには、今世のテーマがあります。
さて、このテーマとは・・・
また、愛について、ヒロシは今後どう克服していけばいいのか?
このことに対し江原の霊視では、
ヒロシの守護霊が2つのアドバイスを伝えようとしているという。
さて、このアドバイスとは一体何なのか。
モテるための条件
ヒロシも今世にテーマをもって生まれてきました。
一つ目は「もっと人に心を開くには」
二つ目は「人からもっと愛されるには」
この二つのアドバイスが今、守護霊からあかされます。
一つ目はこうです。
「親としっかりコミュニケーションをとりなさい。」
そして、二つ目は、
「子供心に傷ついた過去のわだかまりをとりなさい。」
しょせん親だって人間、完璧な人間ではありません。そんな人間はこの世にありえない。
なので「子供を傷つけることがる。そんなことがあっても当然。」と思えばいい。
これからはもっと親に甘えて、わがまま言ってみる。
そして、友達にも甘えてみたり愚痴をこぼしてみたり、これが出来て初めて恋愛ができるようになっていくのです。まず親とよくコミュニケーションをよくとること。
これがモテるため第一歩なのです。
守護霊
ここで江原が霊視をしだしていきます。
「ヒロシさんの守護霊ですが、仏像を彫る仏師で技術的な能力も兼ね備えています。このような仕事人ですので、基本的に口数の少ない人でした。」
「そのせいで、現世のヒロシも芸術家としての素養を持っています。でも、その一方で肉欲が強く、相互に相反している状態もあります。」
部屋を霊視
今度はヒロシの部屋を霊視しこう言い出します。
「部屋の中が乱雑でグチャグチャの状態になっています。ゴミが捨てられておりません。それに、スーパーの買い物袋など備蓄にこだわる性格のようです」
ヒロシにとって部屋とは帰って寝るだけのものだったのです。ですので、部屋はこのためだけの道具に過ぎませんでした。
ここに、部屋がただ単にあるだけの生活をしている場所になってしまっていました。このように生活に文化を求めずに、肉欲など享楽主義になっているということなのです。
それは、前世で肉欲を中心に走りすぎて20歳で自殺しているため。ヒロシが無意識に現世に根を生やす必要がないと思っている証拠でもあるのです。
ここまで言われたら、ヒロシ的には、いったいどうすればいいのか。
現在必要なものは
この回答が再度、江原の言葉でこう返ってきます。
「それはもっと、現世に愛着を持つことです。」
「ヒロシさん自身が愛着のある心の世界を部屋に作ることによって、うるおいのある心が育ち、そして、心が豊かになっていく時間を持つことが出来るようになっていくのです。」
「そして、いろんな本や映画を見て疑似体験することによって、自分の人生をいくつも重ね合わせることができるようになるのです。」
「そうすることによって色々な人間との付き合い方が分かってきます。ダイヤモンドの原石が磨かれて花開き、ものすごい光を放つようになっていくのです。」
オーラの輝き
収録の初めと比べると、ヒロシのオーラの中心に紫色が出てきます。また、やたらと咳をしていたのが、終盤になるにつれ咳をすることすらなくってきてもいます。これはいい方向へ向かっている証拠です。
オーラの泉に出演するゲストはみな過去世を引きずっています。でも、自分の前世などを理解し心から納得し再出発を決意するだけで、悪い原因が消えてなくなっていくのです。
最後のアドバイス
最後に甘え方が分からないというヒロシに対して江原がこうアドバイスをします。
「てっちゃんという小さい頃のお友達がいたでしょう。その子と一番心が通い合っていた瞬間を思い出すこと。過去にだって本音を出せたピュアな付き合いがあったわけだから、まずはそういうところから始めていけばいいのですよ。」
今頃ヒロシは、きっと、自分の部屋を心の癒しのある空間に作り替えていることでしょう。
著書
2018年12月6日、「働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける」
2019年11月1日、「ひとりで生きていく」
日本にマンボを普及させた美少年。この方、あなたもよーくご存じの方ですよ。
東宝ダンスホール オーラ散歩
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