原沙知絵の過去と現在をオーラ診断(中編)
母親は似た者同士
原は反抗期にかなり母親とぶつかりぱなしの毎日を過ごしてきました。
親子関係は、生まれてきた人間が初めに経験する人間関係であり、これは人間の人格形成に大きく関わっていくのです。
江原は原に対して親子関係の改善を促しながらこう助言します。
「母親に対してもっともっと素直にならなければなりませんよ。」
さらに、つづけて美輪もこう付け加えます。
「反抗期に激しくぶつかった母親に対して愛情を素直に表さなければいけません。」
と諭しながら、
「あなたと母親は似たもの同士の学びなの。お互いに相手に自分の中の嫌な部分を見るから、ついついぶつかってしまうのです。ありがとう、ごめんなさい、と頭を下げることを覚えなければなりません。」
二人からこの言葉を受けとった原沙知絵自身はこう言いだします。
「親から見たらきっと可愛いくない子供だったのではないのかなと思っています。母親が自分の姿を見てイライラもしていたのも分かっていましたし、周りも自分の事をこう見てるのかと、思ったりもしました。今、思うとなんてことをしたのか。」と反省のごようす。
守護霊
江原が原の守護霊の霊視をおこないます。
「凄いです。これがまた、今まで霊視してきたたくさんの方がおりましたが、その中で一番高貴な人と言える方がついております。本当に霊格の高い霊がついていらっしゃいます。十二単を着た平安・鎌倉時代の公家の女性で、百人一首が得意とし雅なことが大好きなお方です。」
「普段は檜扇(宮中で用いられた木製の扇で女性の用いるものは特に袙扇ともいう)を持っていて顔を全部お見せせずにいました。これが美しい仕草だとこの当時は言われておりましたので、宮中の中におります女性はすべてそうしておりました。」
この守護霊がついて影響なのでしょう。原沙知絵の周囲には雅な方が大勢おります。
前世
ここで江原が原の前世の霊視をはじめます。
「男性のお方で茶坊主(武家で茶道の事をつかさどった役)です。とにかく人が嫌いで孤独を好んで過ごしていました。」
「何故、孤独を好んだかというとですね。
財政的にかなり豊かな生活を送っておりましたので、遠慮することなく物品や金銭をねだるにくる身内や知人やらが多くいたのです。そのために人嫌いとなってしまい身内との縁や知人らの縁が薄くなっていきます。これ以降は自分自身の庵の静寂の中で過ごした人なのです。」
「ここで、孤独が好きだというと、人間的に問題ありかと思われがちですが、そうではなく孤独を知っているからこそ、本当につらい人の気持ちが理解できるのです。そっと寄り添うため、逆に友人たちから頼りにされていました。」
女ひとり旅
とある日の事です。原はふっと、「一人でどこかに出掛けてみたい。」こんな心境になっていました。
そして、初めて一人旅の計画を立て実行したその日の朝こんな事に気が付くのです。
「旅に出掛けるため自宅を一歩でた。その瞬間でした。私のこの気持ちが100%オフの気持ちに切り替わたのです。このような気持ちに切り替わったのは初めての経験です」
原になぜ一人で旅に出掛けたのですか?
この問い掛けに原はこう答えます。
「誰かと一緒にいるととにかく駄目なのです。一人でいると自己解放ができるからです。」
女性にしては珍しいタイプの方になります。これを男性的視点で見ると、このような女性と付き合うのはけっこう壁の高さを感じてしまうはずです。
自分のこんな性格を十分に知っている原沙知絵。
さて、この美人すぎるほどの美人は、果たして愛される旦那を射止める事ができるのでしょうか。後編の内容は、原沙知絵の結婚への条件が語られます。
これが、意外や意外。
こんな結婚へのアドバイスを受けるとは・・・