釈由美子のオーラ診断・後編
このドラマの出演は必要であり必然だったのです。この事によりカルマは消えてなくなりました。このドラマの中での役柄は本当に必要だったと思いました。
どうぞ、あなたもごゆっくりとご覧になってみてくださいませ。
おばあちゃん
釈の悲しい前世の過去が今、明らかになります。
美輪が釈由美子にこのように尋ねます。
「苦手だったおばあちゃんとかいない?」
釈は静かにうつむき加減に過去を振り返ってみるも、特に思い当たる様子がなくこう答えます。
「思い当たるような、おばあちゃんはおりません。」
江原と美輪は小声でなにやら話しながら、
「これは前世だね。」
では、その前世でのおばあちゃんと釈由美子はどうつながっていくのでしょうか。
そして、釈の身に一体何が起こったのだろうか?
美貌
実は、釈は前世で焼き討ちに遭い身内を全部亡くしていたのです。
生き残ったのは釈ただ一人。
この焼き討ちの原因を作ったのは釈自身にあったのです。
その原因となったのは、釈自身の美しさにありました。
それも惚れ惚れするような美しさです。
求婚
隣村の豪農の鬼ババア(苦手だったおばあちゃん)のバカ息子が釈の美しさに、ぞっこん惚れておりました。
ここからです。問題が起こるのは。
「どうしてでも嫁にしたい。」その思いは募るばかり。
そして、バカ息子は釈に求婚を迫ります。
しかし、釈にはすでに好きな方が存在していました。
それ故に、この求婚をあっさり断ってしまいます。
思い込み
てっきり隣村の釈と結婚すると思いこんでいた鬼ババアは、隣近所の方々に釈との結婚を触れ回っていたのです。
この鬼ババアの思いはこうでした。
釈の家よりは格式の高い家柄だっただけに、
「嫁にしてやる!」
といえば、当然それに従うものだと信じ込んでいたのです。
しかし、息子から結果を知らされ、対面が丸つぶれの事態に。
それどころか、釈が好きで一緒になろうとしていた男性の家は、なんと鬼ババアの仇の家だったのです。この事を知ってしまった鬼ババアは釈の家族を恨みの標的にしてしまいます。
嫌がらせ
そして、攻撃に次ぐ攻撃が始まります。
釈の家族に対する嫌がらせはひどく。経済的にも物理的にも毎日続く凄いものでした。
しかし、釈の家族はどんなに嫌がらせされても、それに屈せず耐えに耐えていました。
どうしても、この嫌がらせに屈しない釈の家族に対し最後の手段として用いたのは焼き討ちでした。
そして、家族は釈一人を残し全員焼死。
心中
家族のこの知らせを聞いた釈は落胆し心身ともにボロボロとなり、鬼ババアらの言われるままに花街(芸妓遊びのできる店を中心に形成される区域)で仕事するようになります。
最終的に釈は男性と共に短刀で自決し無理心中をはかってしまいます。
この釈という女性は辱めを受けるくらいなら、いっそのこと死んだ方がましだ。という気位の高い女性だったのです。
不幸の原因
前世で釈自身のために家族や婚約者など関わった方々を亡くしているせいなのか。自分自身の持つこの美しさを嫌い、不幸の原因を作ったのはこのせいだ。との記憶が残っているからなのか、釈由美子は日頃から常々、整形をしなければならない。
との思いからそうしてきました。
さらにここで、前編の事を思い出していただきたい。
駅のホームで突然「飛び込め」と聞こえてきました。
これも、あの前世の鬼ババアだったのです。
釈由美子の19歳までの人生は壮絶なものでした。
家は焼失、中学・高校でのいじめ、電車とホームの間に落ちるやら、数えたらきりがないくらいありました。
釈由美子の19歳までのこの人生を江原はこう言います。
「ここでストーンとカルマ(業)が落ちました」
そして、それ以降は運命が急変し芸能界でのデビューを果たします。
人生を変えたドラマ「スカイハイ」
釈自身は今までの人生を振り返りながらこう言います。
「20歳から本当の自分の人生が始まった気がします。」
この事に対し美輪がこのようなことを助言します。
「前世のカルマを引きずるのはもうおやめなさい。ドラマも必然であり必要だったのよ。」
どうやら、釈由美子はドラマ「スカイハイ」を通して、魂の中にあった憎しみの気持ちが消えさってしまいました。さて、このドラマはいかなる内容のものだったのか。
ストーリー
不慮の事故や殺人によって生命を落としたものが必ず訪れる門がある。
それは「怨みの門」という。ここの番人を務めているのが「イズコ」(釈由美子)です。
ここで訪れた者達に、現世での記憶などを見せつけ3つの選択を差し出します。
(生)死を受け入れ、天国で再生を待つ
(行)死を受け入れず、現世でさまよい続ける
(逝)現世の人間を1人呪い殺し、地獄へ逝く
釈由美子がこの番組で番人役を務めたこと、美輪が言うように悪霊を払うために必要だったのでしょう。それもこれも、守護霊の誘導にほかなりません。
守護霊が2人
さて、釈の守護霊を江原が霊視します。
前編で紹介した内容の、ロケ中にクレーンから落ちる釈を助けたという霊。
この霊が実は釈の守護霊となります。
一人はお坊さんで、もう一人はものすごい親思いの風鈴屋の娘でとっても綺麗な方になります。この娘は美輪の言う「正負の法則」のせいで、それなりに他人から恨みを買います。
ここで釈は「負」の部分を背負うことになります。そういう意味では、釈由美子が不幸な目に遭ったのは仕方ない一面とも言えるでしょう。
さらに美輪はこう続けます。
「これからはだんだん自分を許せるようになっていきます。どの程度まで人に気を許すかが、これからの課題ですよ」
結婚相手は一般人がいい
ここで突然、釈の結婚の話に変わり江原がこのようなことを言い出します。
「いい意味で平凡な結婚がいいです。(芸能界以外の方)そうは言っても、お母さんが芸能関係の方が好きなようですが、本人に今はその気はないかもしれません。」
親思い
さらにこう続けます。
「釈さんの背後には、家を建てようとする様子が見えています。」
前世が前世だけに、釈は実家を守りたいという気持ちがかなり強くあるようです。
親思いなのも、やはりこれも前世の影響だと言います。
最後に釈由美子がこのようなことを言います。
「今日は本当にすっきりしました。19歳のことも分かりましたから。」
と、さわやかな顔から笑みがこぼれ落ちます。
これからはもう整形する必要もないだろう。
一般男性と結婚
オーラ診断を受けてから約10年が過ぎようとした時でした。
朗報が舞い込んできます。
2015年10月10日、一般男性の実業家と結婚。
釈由美子もブログで入籍を報告。
そして翌月の15日、京都競馬場で開催されたエリザベス女王杯にプレゼンターとして呼ばれ、初めて馬券を購入。それがなんと20万円を超える配当がついたのです。
釈はこの運に自身を忘れ大はしゃぎ。
やはり、江原の霊視のとおり一般男性との結婚で運が開けたのかもしれません。
待望の男児を出産
2016年1月15日、第一子の妊娠を報告。
翌6月12日、第一子の子供(息子)を出産。
この日は、なんと釈由美子の38歳の誕生日でした。
さらに、驚くのは釈の父親が残してくれた遺書にこう書かれてありました。
「男の子が産まれますように」
この遺書が書かれたのは由美子が妊娠を報告するニカ月ほど前のことです。
これまで釈家には、今まで男児が授かることはありませんでした。
これは、まさしく父親の願いが通じたのでしょう。
これからの釈由美子の芸能活動が、かなり楽しみになりそうです。
銀座の豊岩稲荷神社の上に二匹の龍が現れました。
その場所におられたのは美輪明宏さんとその友。
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